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クラシックギター/Martin K.Yairi アコースティックギター/ウクレレ 専門店のスタッフブログです。
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←盤石の強さを見せた井岡

昨日の世界戦ご覧になりましたか?二人の若き世界王者が見事にKO防衛を果たしました。
KO防衛というのは何度見ても良いものです。決めのパンチは、左フックと、ボディーブロー。当ブログで取り上げた事があるパンチなだけに、改めてそちらを読んでいただければお楽しみいただけるのではないでしょうか↓

左フック↓
http://htnc.blog.shinobi.jp/%E3%83%9C%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0/%E6%9C%80%E3%82%82ko%E7%8E%87%E3%81%AE%E9%AB%98%E3%81%84%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%81%E3%81%AF%EF%BC%9F

ボディーブロー↓
http://htnc.blog.shinobi.jp/%E3%83%9C%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0/%E3%83%9C%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%81%AF%E5%BC%B7%E6%89%93%E3%81%AE%E8%A8%BC%EF%BC%81


メインで行われた井岡の試合は、右構えの井岡と、左構えの挑戦者が対戦し、チャンピオンの井岡が序盤からペースを握り、ボディブローにて9RKO決着で試合を終わらせました。

この試合がきっかけですが、今日は、右構え(オーソドックス)対左構え(サウスポー)が闘うと、どのような状況に陥るのか?をテーマにお送りしたいと思います。

オーソドックス対サウスポーが闘うと、通常の右同士(または左同士)が対戦するのと違い距離と位置に違いが生じて来ます。右利きは左足を前に、左利きは右足を前に構える事により、利き腕のストレート、フックが当たりやすい距離になります。
オーソドックス同士だと、ワンツーでジャブが当たる打点がそのまま、右ストレートの最も効果的にあてられるポイントなのですが、右対左だと相手のつま先がすぐ自分の前にあります。ワンツーのジャブを当てた時、相手の顔は少し右寄りに位置しているため、ワンに対してツーの当たるポイントが少し横にずれるのです。

パンチを放った後にボクサーは、頭の位置を変えるための防御動作が反復練習により刷り込まれております。頭をずらす動きが、右利きなら左斜め下、左利きなら右斜め下に動く為、打ち合いの中で頭が交差することがかなりの頻度で起こります。よって、右と左の対戦ではバッティングにより試合が中止になる事が多くあります。

攻撃に関して、通常の構えに対して多用するジャブは距離が近すぎてあまり使わず、互いに相手の手を払うような動きがどうしても多くなります。そして、利き腕のストレートを主体に(距離がちょうど良い)試合をすすめ、ストレートが当たればフックを返すというようなコンビネーションを軸に攻撃を組み立てます。

もし、今後、ボクシングの試合を見て、右と左の対戦であったら、次回から注目して欲しいのは“つま先”です。すぐ前で向かい合って、まるでつばぜり合いの様にお互いを挑発し合っているのです。上半身のパンチにばかり目が行きますが、よく見るとつま先も闘っており、足の踏み合いなんて頻繁に起こっているのです。

以前、アメリカで行われた世界戦の興行タイトルで「toe to toe」というのがありました。

もちろん、右構えの選手と左構えの選手の対戦でしたが、「つま先とつま先」なんて、中々面白いネーミングじゃありませんか・・・










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