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クラシックギター/Martin K.Yairi アコースティックギター/ウクレレ 専門店のスタッフブログです。
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世界チャンピオン、地域チャンピオンに関わらず、その選手の持つ特異性に着目し、私個人の視点から名ボクサーと判断した選手を、古今東西問わず取り上げていくコーナーです。
 
今回お送りするのは刺青ボクサー「大嶋宏成」
 
大嶋宏成は1975年茨城県生まれ。97年7月にプロデビュー。好戦的なファイトで勝ち星を重ね98年にはライト級で新人王を獲得。2000年には、後に22連続防衛という記録を打ち立てた絶対王者リック吉村の持つ日本ライト級タイトルに挑戦したが0-3の判定負け。
後に東洋太平洋ライト級、日本スーパーライト級タイトルに挑戦しましたが王座を獲得することは出来ず2005年8月怪我により惜しまれつつ引退しました。
 
大嶋は中学卒業と同時に極道の道へ。一生の仕事と決め、その決意を全身に「刺青」という形で刻んだのでした。その後、少年院に入所。一人で孤独な時間を過ごすうちに、このままで良いのか?と自問自答したあげく“人を殴って金がもらえる”こんな良い商売は無い。とボクサーを目指すことを心に決めたのでした。出所後、気持ちが落ち着いてからボクシングジムを巡ったのですが刺青がある事により様々なジムに入会を断られました。
※日本ボクシングコミッションの規定で胸に刺青がある選手はプロテストを受講することが出来ない為。
しかし、ただ一つのジムが大嶋の入会を認めたのです。シャイアンジムでその当時トレーナーだった山本氏(現会長)は入会させたが、後に大嶋の刺青を見て絶句したそうです。
ボクシングコミッションに何度も足を運んだ山本氏は「胸の刺青は相手を威圧するため駄目だ」と伝えたそうです。大嶋は「だったら消す。この刺青に未練はない!」と言い病院に行きました。
レーザー手術で刺青を消すには費用、時間がかかるため、なんと!お尻の皮膚を移植して胸の刺青を消すという方法を選んだのです。医者は“胸にケロイド状の跡が残りますがいいですか”と尋ね、大嶋は「何だっていい。とにかくボクシングがしたい」と手術を終え無事にプロボクサーとしての道を歩み始めたのです。
 
とにかく凄い男です。お尻の皮膚を移植して刺青を消すこと自体想像を絶する事ですが、ファイトスタイルも常に前に出て相手にプレッシャーをかけ続けた好戦的なスタイルは多くのボクシングファンの心に刻まれております。
極道の道に染まった若者がボクシングというスポーツを通じて人生までも再起する。引退後、俳優としてもスクリーンに登場している大嶋ですが、彼の男らしさはこれからも多方面で発揮されるのではないでしょうか。
名ボクサーファイルVol.2 終わり






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