クラシックギター/Martin K.Yairi アコースティックギター/ウクレレ 専門店のスタッフブログです。
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2017年8月20日(日)13:00~
大沢美月さんをお招きして、インストアライブを開催しました!
少し早めのお時間にお越し頂いて、ちょっとだけリハーサル!
数日前には、時間をかけて何本も試奏して頂き、この日のための楽器を選んで頂きました!
本日は80名近くの方にご来店頂きました。
開演前から、お客様の期待も高まっています!
開演時間となり、颯爽と登場!
まずは1曲目
バッハ リュート組曲第1番よりアルマンド
使用ギターは、ハウザー1世 1921年製
静かにゆったりとハウザーを歌わせてくれます。緊張感の中にも美しい音色が快い安らぎを与えてくれます。
1曲目が終わったところで、軽くトーク。
今年はクロサワ楽器60周年の年なのですが、その60年前にクロサワ楽器の創業者・黒澤常三郎作成のギターをお持ちになり、ご紹介いただきました!
大沢美月さんの祖父で、日本ギター界のレジェンド大沢一仁氏が黒澤常三郎に依頼して製作された60年前のギター。これまでもずっと大事に所有されてきたとのことです。大沢一仁氏が娘さんの誕生を記念して製作を依頼されたそうです。
2曲目は、タレガ 椿姫の主題による幻想曲
使用ギターは、イグナシオ・フレタ1世 1959年製
濃密なフレタの音色を最大限活かしたロマンチックな演奏。情感豊かに緩急自在。歌心がとにかく素晴らしい!
3曲目は、同じくフレタで、J.マラツ(タレガ編)スペイン・セレナータ
こちらも歌い廻しが素晴らしく、よくギター演奏会の聴衆は指先ばかりに目がいきがちですが、じっと目を瞑って頷きながら聴いている人が多かったのが印象的です。
4曲目は、ソル グランソロ
使用ギターは、ホアン・アントニオ・コレア・マリン 2016年製新作
グラナダの製作家アントニオ・マリンのお孫さんです。
まだまだ若い楽器ですが、明るく華やかな音色がこの曲にぴったりとのことで、選んで頂きました。
マリンならではの美しいトーンを、序奏から鳴らしきった演奏。主題に入ってからの高速アルペジオも美しい!
そして、曲が後半になるにつれての盛り上げ方もしびれます!決して弾き飛ばしたりせずに、1音1音に意志が込められている丁寧な演奏で聴衆を魅き込んでいきます!
5曲目は、ムーンリバー
使用ギターは、ルビオ 1985年製
オードリー・ヘップバーンの映画、何処かで朝食を食べているときの曲だそうです(笑)
(正解はもちろんティファニーで朝食を)
やさしく、ゆったりと歌わせる演奏。
そして、曲の途中からは自らボーカルとなって弾き歌い!歌声も素敵でした!
6曲目で、自ら所有されているギターに持ち替えます。
本日お持ち頂いた所有ギターは、ホセ・ラミレス 1957年製。
祖父の大沢一仁氏が所有されていたギターですが、元々は、アンドレス・セゴビアが所有(!)されていた楽器とのことです!
数多くの銘器を持っている当店ですが、当店の在庫品以上の楽器を持って来られた方は、初めてかもしれません!
大沢美月さんは、4歳からギターを始めたそうですが、このラミレスだけは、なかなか使わせてもらえなかったそうです。この秋からはウィーンに留学されるそうですが、その時にもこのラミレスはさすがに持ってはいけないとのことで、アグアドを(!)持って留学されるそうです。
このラミレスで演奏頂いたのは、
ブローウエルの黒いデカメロンより、第1楽章戦士のハープ、第3楽章なんとかのバラードだそうです(笑)(正解は恋する乙女のバラード)。
前衛的な響きを持つブローウエルの曲が、これほど繊細に表現された演奏は初めて聴きました!曲中の間のとり方が上手く、心地よい緊張感に包まれます。
7曲目はリョベート ソルの主題による変奏曲
ここで、再び当店在庫に持ち替えです。
使用楽器はサントス・エルナンデス 1927年製
重厚感のあるサントスの低音、そして和音のハーモニーが心地良い。速いパッセージもしっかり歌わせながらの演奏。聴衆の方からもサントスが一番良かったとの声も頂いております。
あっという間にプログラムが終了してしまいました!
さて、もちろんアンコール
ラミレスに持ち替えて ディアンス タンゴ・アン・スカイ
多くの人に演奏されるこの曲は、聞き飽きるほど(?)何度も聴いていますが、他の演奏者とは一味違う表現は流石です!
歌心あり、洒脱な雰囲気もあり、とても新鮮な演奏です。
ところで、貴重なラミレスをあんなに叩いてよいのでしょうか?
アンコール1曲目が終わったところで、大沢美月さんから告知がありました。
9月2日(土)神奈川新人ギタリストオーディション合格者によるジョイントリサイタル
9月8日(金)留学記念リサイタル
この2回で日本での演奏はしばらく聴けなくなってしまいますので、お時間ある方は是非!
アンコール2曲目
再び、サントス・エルナンデス 1927年製 に持ち替えて、愛の歌で締めくくりました。
大沢美月さん、素晴らしい演奏をありがとうございました!
大沢美月さんをお招きして、インストアライブを開催しました!
少し早めのお時間にお越し頂いて、ちょっとだけリハーサル!
数日前には、時間をかけて何本も試奏して頂き、この日のための楽器を選んで頂きました!
本日は80名近くの方にご来店頂きました。
開演前から、お客様の期待も高まっています!
開演時間となり、颯爽と登場!
まずは1曲目
バッハ リュート組曲第1番よりアルマンド
使用ギターは、ハウザー1世 1921年製
静かにゆったりとハウザーを歌わせてくれます。緊張感の中にも美しい音色が快い安らぎを与えてくれます。
1曲目が終わったところで、軽くトーク。
今年はクロサワ楽器60周年の年なのですが、その60年前にクロサワ楽器の創業者・黒澤常三郎作成のギターをお持ちになり、ご紹介いただきました!
大沢美月さんの祖父で、日本ギター界のレジェンド大沢一仁氏が黒澤常三郎に依頼して製作された60年前のギター。これまでもずっと大事に所有されてきたとのことです。大沢一仁氏が娘さんの誕生を記念して製作を依頼されたそうです。
2曲目は、タレガ 椿姫の主題による幻想曲
使用ギターは、イグナシオ・フレタ1世 1959年製
濃密なフレタの音色を最大限活かしたロマンチックな演奏。情感豊かに緩急自在。歌心がとにかく素晴らしい!
3曲目は、同じくフレタで、J.マラツ(タレガ編)スペイン・セレナータ
こちらも歌い廻しが素晴らしく、よくギター演奏会の聴衆は指先ばかりに目がいきがちですが、じっと目を瞑って頷きながら聴いている人が多かったのが印象的です。
4曲目は、ソル グランソロ
使用ギターは、ホアン・アントニオ・コレア・マリン 2016年製新作
グラナダの製作家アントニオ・マリンのお孫さんです。
まだまだ若い楽器ですが、明るく華やかな音色がこの曲にぴったりとのことで、選んで頂きました。
マリンならではの美しいトーンを、序奏から鳴らしきった演奏。主題に入ってからの高速アルペジオも美しい!
そして、曲が後半になるにつれての盛り上げ方もしびれます!決して弾き飛ばしたりせずに、1音1音に意志が込められている丁寧な演奏で聴衆を魅き込んでいきます!
5曲目は、ムーンリバー
使用ギターは、ルビオ 1985年製
オードリー・ヘップバーンの映画、何処かで朝食を食べているときの曲だそうです(笑)
(正解はもちろんティファニーで朝食を)
やさしく、ゆったりと歌わせる演奏。
そして、曲の途中からは自らボーカルとなって弾き歌い!歌声も素敵でした!
6曲目で、自ら所有されているギターに持ち替えます。
本日お持ち頂いた所有ギターは、ホセ・ラミレス 1957年製。
祖父の大沢一仁氏が所有されていたギターですが、元々は、アンドレス・セゴビアが所有(!)されていた楽器とのことです!
数多くの銘器を持っている当店ですが、当店の在庫品以上の楽器を持って来られた方は、初めてかもしれません!
大沢美月さんは、4歳からギターを始めたそうですが、このラミレスだけは、なかなか使わせてもらえなかったそうです。この秋からはウィーンに留学されるそうですが、その時にもこのラミレスはさすがに持ってはいけないとのことで、アグアドを(!)持って留学されるそうです。
このラミレスで演奏頂いたのは、
ブローウエルの黒いデカメロンより、第1楽章戦士のハープ、第3楽章なんとかのバラードだそうです(笑)(正解は恋する乙女のバラード)。
前衛的な響きを持つブローウエルの曲が、これほど繊細に表現された演奏は初めて聴きました!曲中の間のとり方が上手く、心地よい緊張感に包まれます。
7曲目はリョベート ソルの主題による変奏曲
ここで、再び当店在庫に持ち替えです。
使用楽器はサントス・エルナンデス 1927年製
重厚感のあるサントスの低音、そして和音のハーモニーが心地良い。速いパッセージもしっかり歌わせながらの演奏。聴衆の方からもサントスが一番良かったとの声も頂いております。
あっという間にプログラムが終了してしまいました!
さて、もちろんアンコール
ラミレスに持ち替えて ディアンス タンゴ・アン・スカイ
多くの人に演奏されるこの曲は、聞き飽きるほど(?)何度も聴いていますが、他の演奏者とは一味違う表現は流石です!
歌心あり、洒脱な雰囲気もあり、とても新鮮な演奏です。
ところで、貴重なラミレスをあんなに叩いてよいのでしょうか?
アンコール1曲目が終わったところで、大沢美月さんから告知がありました。
9月2日(土)神奈川新人ギタリストオーディション合格者によるジョイントリサイタル
9月8日(金)留学記念リサイタル
この2回で日本での演奏はしばらく聴けなくなってしまいますので、お時間ある方は是非!
アンコール2曲目
再び、サントス・エルナンデス 1927年製 に持ち替えて、愛の歌で締めくくりました。
大沢美月さん、素晴らしい演奏をありがとうございました!
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通販でもきっちりと調整・検品させて頂きますので安心してお買物をお楽しみください。
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