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日本最大級!クラシックギター/Martin K.Yairi アコースティックギター/ウクレレ 専門店のスタッフブログです。
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小野田寛郎氏が16日肺炎のため都内の病院で亡くなりました。小野田さんといえば、フィリピンのジャングルで終戦を知らず29年にも及ぶ生活を送った人物です。

 
小野田さん↑

私が小学生のころ水曜スペシャルという番組がありました。これは川口浩探検隊が世界の秘境を訪れ、珍獣を探してみたり、サバイバル生活を送ったりと、今考えればこの時代にしか許されないアナログ感たっぷりの番組でした。過剰な演出は当たり前、胡散臭さたっぷりの内容などが多分にありましたが、小学生の私は級友と話題性抜群の番組を楽しんでおりました。

その探検隊の中に非常に印象に残るおじさんがいました。細身でボクサー体系、猟銃の扱いに長け、木に登ればサルの様に素早く、また、仲間を気遣う優しさなどもあり、子供心に“このおじさんは只者ではない”と感じたのですが、それもそのはず、このおじさんこそが小野田元陸軍少尉だったのです。

小野田さんは1974年日本に帰国。その後は、日本の生活に馴染めずブラジルに移住したり、日本人を育成したいと小野田自然塾を立ち上げ、日本、ブラジルを往復し、密林での生活を元にたくましい日本人を育てることに心血を注ぎました。

さて、ジャングルに30年近く潜んでいたというだけでインパクトがありますが、小野田さんを日本に連れて帰った人間も凄い男なのです。

日本に小野田さんと共に帰国し、同じく時の人となったのは冒険家鈴木紀夫氏。

鈴木さんは、ヒッチハイクでアジアを旅し、欧州、中近東などを放浪しておりましたが、1972年に小野田さんに会う為フィリピンのルバング島に向かい、1974年2月ようやく小野田さんを発見。当初は、日本人であることを疑われた鈴木さんが、戦争が終結していることを告げ帰国を促したのですが、小野田さんは“自身は陸軍兵士であるため上官の命令しか聞かない”と頑なに拒んだそうです。そこで鈴木さんは日本に戻り、当時の上官を探しだし一緒にフィリピンへ。上官の姿を見てようやく小野田さんが帰国となったのでした。

鈴木さんは当時24歳。この行動力に頭が下がりますが、帰国後、本人の意思とは違うところで有名人となりました。冒険家の鈴木ではなく、“小野田さんを発見した鈴木”というイメージがずっと離れることが無く、あげくの果てに「小野田さんに発見された鈴木です」という自虐的な自己紹介もしたとか・・・

鈴木さんは1986年にヒマラヤで遭難。1987年10月に遺体を発見。38歳という若さでこの世を去りました。
鈴木さんは1975年7月、ヒマラヤ・ダウラギリ群のコーナボン斜面高度4200メートル付近で猿人類5頭を発見し、雪男の存在を確認したそうです。5度に渡り当地を訪れ、黙々と雪男の捜索をしていた鈴木さんですが、当然、小野田さんとの間にも強い友情が芽生え、遺体発見後、ヒマラヤの地に小野田さんも訪れたそうです。

密林での孤独な生活から高度経済成長期まっただ中の日本にあまり馴染めなかった小野田さん。
小野田さんを帰国させ、冒険家として、雪男捜索の果て遭難した鈴木さん。

どちらも並の生き方ではありませんが、今の日本人には無い気概にあふれた男達ですね。

小野田さん捜索に関しては鈴木紀夫氏の著書「大放浪」を一読していただければと思います。手に汗握る面白さです。

 






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