忍者ブログ
日本最大級!クラシックギター/Martin K.Yairi アコースティックギター/ウクレレ 専門店のスタッフブログです。
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8
4月8日に両国国技館で行われるボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチは、チャンピオンの五十嵐俊幸が元ミニマム級王者の八重樫東の挑戦を受けるという、日本人同士の世界戦として注目を集めております。

チャンピオンの五十嵐は、スピードを武器にしたスタイルで、一戦ごとに成長を感じさせる仕上がりを見せており、挑戦する八重樫は、日本中が注目した井岡一翔との統一戦に敗れた後、復帰戦も見事に勝利をおさめ、一階級上げて戴冠を狙います。

さて、この試合の注目すべき点は、日本同士の世界戦と言うだけではなく、両陣営のトレーナーにもあるのです。

五十嵐のトレーナー葛西裕一、八重樫のトレーナー松本好二、両氏は横浜高校ボクシング部の出身で同級生。プロ転向後、東洋太平洋王者になり、世界戦に4度挑戦したが世界王者になれなかった境遇、引退後、指導者としての頭角を表し、日本のトレーナーとして最も権威のあるエディ・タウンゼント賞を二人とも受賞しているところなど、とても似ているのです。

プライベートでも仲の良い二人ですが、プロとしての試合、ましてや世界戦ともなれば別物。お互いに火花を散らしているそうです。

選手だけではなく、両陣営の対戦も楽しみですね。







PR

↑エディ・タウンゼント

こんにちは。小部屋管理人の石井です。先日、WBC(ワールドベースボールクラシック)で、日本が敗退しました。あの場面で重盗をした結果による非難、監督の采配に関して等、様々な意見がありますが、負けは負け。スポーツの厳しさを再認識しました。

さて、私は野球ファンではありませんが、監督の采配と聞いて、ボクシングのトレーナーを頭に思い浮かべました。ボクシングのトレーナーも監督と同じで、選手の練習から、食事、対戦相手の分析など様々な役目を担い、試合中は選手を鼓舞しながら的確なアドバイスをおくり選手をフォローします。

引退後、選手としての経験を活かしてトレーナー職に就くタイプが圧倒的に多く、日本でも具志堅会長、花形会長、輪島会長など、リングサイドで活躍しているのを見かけるのも多いのではないでしょうか。もちろん、選手経験の無い理論派トレーナーが世界チャンピオンを育成した例も多数ありますが、名トレーナーほど、美学、哲学が感じられるのです。

ボクシングのトレーナーを語る上で、欠かせない人物として、真っ先にエディ・タウンゼント(1914-1988)を挙げます。藤猛、海老原博幸、柴田国明、ガッツ石松、友利正、井岡弘樹などの世界チャンピオンを育て上げ、カシアス内藤や赤井英和らも指導したエディ・タウンゼントが、主に掲げたのは「ハート」であり、選手の精神面をうまく支えるトレーナーとしてその名をボクシング史に残しました。

1960年代、日本ボクシングには根性論のようなものが強く根付いており、力道山に招聘されて日本にやってきたエディは、日本のトレーナーが行う選手への制裁を見て、すぐに止めさせたそうです。選手を愛情で包む指導方法は、後の日本ボクシング指導における重要なファクターとなりました。井岡弘樹の防衛戦後、病院のベッドで勝利の知らせを聞いた直後、息を引き取った姿は、まるで映画のワンシーンのようです。

この名トレーナーには様々な逸話があり、中でも私の好きなものは、劣勢に立たされていたガッツ石松に対して「あなたは判定では負ける。しかしあなたの方が喧嘩は強い!喧嘩をして相手をブッ飛ばしてきなさい!」と喝をいれて選手を送り出し、その後、ガッツ石松が逆転KO勝ちをした試合や、指導した選手が勝利した場合は、多くの人が祝福する為、祝賀会には出席せず、負けた場合は選手にずっと寄り添って励ましていたという逸話などがとても印象に残り、氏の優しさをうかがわせるものは無数にあるそうです。

エディ・タウンゼントの様に、精神論や選手への気配りで知られるトレーナーもいれば、足を使いリングを幅広く動いて相手をさばく選手を育成するトレーナー、手数重視のトレーナー、ディフェンス主体のトレーナー、様々な哲学を持ったトレーナーがいるのもボクシング競技の面白いところですね。

日本の場合はボクシングジムに入会し、そのジムのトレーナーに指導してもらうのが通例ですが、欧米の場合は、選手がトレーナーにお金を支払い指導が行われるため、気に入らない指導であれば、選手側がトレーナーをチェンジすることは度々あるそうです。

まあ、この方がプロっぽい気がします。

最後にエディ・タウンゼント氏の名言をご紹介。

「スタンディング・アンド・ファイト」
(立って、そして戦いなさい)

やはり、ボクシングは人生に通じますね。







↑モアメド・アリの写真付きで有名なWBCベルト

世間ではWBC(ワールドベースボールクラシック)の話題が盛り上がりを見せておりますが、同じWBCでも、こちらはボクシングネタをお送りさせていただきます。

プロボクシング競技において、世界王座を認定している団体は以下の4団体となります。
・WBA(世界ボクシング協会)
・WBC(世界ボクシング評議会)
・IBF(国際ボクシング連盟)
・WBO(世界ボクシング機構)

WBAは最も歴史が古く1921年設立。60年代になるとWBAから枝分かれしてWBCが発足。長らく日本ボクシング協会はWBA,WBCの2団体しか認めておりませんでした。

 ←竹原や畑山も巻いたWBAベルト

80年代になって、設立されたIBF、WBOはその後、様々な名チャンピオンを輩出し、今では、ボクシングが盛んに行われる欧米諸国では、権威のある団体として認知されております。
よって、日本のジムに所属している選手はIBF、WBO王者に挑戦する場合は、日本におけるプロライセンスを返上しなければ、挑戦することが出来なかったのです。以前、長谷川穂積がWBC王者を保持していた頃、IBF王者のフェルナンド・モンティエルが日本にて長谷川の保持するWBCベルトに挑戦した事がありました。その時は日本ボクシング協会がIBFに加盟していなかったため、長谷川陣営=WBCの防衛戦。モンティエル陣営=WBC,IBFの統一戦という(その当時の日本で開催されたため)紛らわしい図式となりました。

日本ボクシング協会としては、世界タイトルの乱立や、安易な世界戦が増えることを懸念して2団体への加盟を行いませんでしたが、ようやくその流れが変わってきたのです。

近年では、IBF、WBOのベルトを世界的スター選手が保持していることや、かねてより日本でも、加盟を熱望するファン、ボクシング関係者が圧倒的に多かったため、ついに、日本ボクシング協会、日本ボクシングコミッションが、4月1日より両団体に加盟することを発表しました。

    
↑IBFとWBOベルト。今後日本人も巻くことに

当初、掲げていた通り、世界戦の乱立を防ぐため、世界タイトルへ挑戦する資格をじっくり精査したうえでの加盟となりました。

この加盟により、今まで行われなかった夢の対戦も現実味を帯びてきたので、ファンとしては興味が尽きないのです。

その昔、プロレスでジャイアント馬場が死去したことにより、今まで行われるはずの無かった、全日本プロレス対他団体(特に新日本プロレス)の対戦が現実となり、ファンはワクワクしたものですが、その反面、今まで頑なに守られてきたものが崩壊した寂しさのようなものを感じました。

まあ、プロレスとボクシングでは異なりますが、私としては、質の高い世界戦が増え、日本のボクサーが世界にて知名度を上げる機会が増えたことを嬉しく思います。









今日もボクシングネタをお送りしたいと思います。

ボクシングという競技において最もKO率の高いパンチは、はたしてどんなパンチなのか?

オーソドックス(右利き)の選手で考えていきますが、最もKO率の高いパンチと聞かれて、皆様がパッと思い浮かべるのは、“右利きなんだから利き腕をまっすぐ伸ばした右ストレートに決まってる”と考える方が圧倒的に多いのではないでしょうか?

実は、右ストレートではありません。

答えは「左フック」です!

えっ!どうして?と思うでしょう・・ 文章だけでお伝えするのが難しいので、イラスト入りでご説明します。 通常の構えから、単に左フックを打っても、体重の載っていない手打ちのパンチになります。

←左肩が前にある状態から打つフック。
                けん制にはなるが、KOするパンチでは無い。


右ストレートを放った時、両肩の位置関係は、右が若干前に来ておりますが、右腕を引くと同時に体を回転させて左フックを打つ事により、回転による遠心力が加わり、大ダメージを与えられるパンチを生み出すのです。

要するに、右手伸ばしている時(体の右半身が前に出ている状態)がタメを作っている状態と言えます。 そもそも、パンチは体のバランスが大きく影響しますが、体の中心に一本の杭を打ち込んで、その中心がぶれないように左右の連打により回転力を生み出していくのです。


  ←右ストレートを放った状態。右肩が前へ。
                ストレートが良い距離で当たる程引く力も加わる。   

 ←右手を引き回転力を生み出している途中。

  ←引く力と打ち抜く力が回転力を生み出し、スピード、パワーが増大する。


皆様は「ベストキッド」という映画をご記憶ですか?近年のジャッキーチェンのやつではなく、元祖の方です。あの映画にミヤギというおじさんが出てきて主人公の青年に空手を教えますが、その時に、でんでん太鼓を使ってアドバイスしたシーンがありました。あれです!でんでん太鼓を回すと、中心を軸に左右の部分が交互に太鼓を叩きますね。





あの回転力が重要なのです。もちろん、ミヤギさんが伝えたかった事と、私のお伝えしたいボクシングのパンチに関する理屈では違うのですが、体の中心をしっかりと固定し、左右の連打による回転力の参考になったのではないでしょうか。

左を制する者は世界を制す!

ボクシングの格言にありますが、左の意味はジャブだけではなくKOを量産する左フックにもあるのです。

ちなみに、以下のYou Tube動画で、左フックのお手本といえる名選手のパンチが見れます。1分38秒辺りのフックなんて早すぎて解りにくいかもしれませんが、一瞬でタメを作って、振りぬく左フック!見事です。
フェリックス・トリニダードの素晴らしいフックをご覧下さい↓
http://www.youtube.com/watch?v=S7C2kQ-T7JM

以上です。


ボクシングネタになるとつい熱くなってしまう石井がお送りしました。






 

 クラシックギターの技術に関して、歴史を紐解けば、間違いなくフランシスコ・タレガ~アンドレス・セゴビアに継承され、後のクラシックギターは間違いなくアンドレス・セゴビアを中心に発展した事は間違いありません。クラシックギターの製作もその通りで、セゴビアが使用するギター=素晴らしいギター(かの巨匠が愛奏しているのだから素晴らしいに決まっている)というイメージが世界中に広がり、ヘルマン・ハウザー、ホセ・ラミレスなどに対して畏敬の念を抱くようになりました。クラシック音楽のため作曲された年代は古く、クラシック演奏を行う奏者は間違いなく過去の先人たちの演奏、技法、音楽的解釈などを常に追い求めるのです。
 
さて、クラシック音楽=古い物から学ぶというスタイルですが、クラシックギター音楽と違って、ボクシングの技術はどのように変化したのでしょう?
 
ボクシングの歴史に関してはいつか述べたいと思いますが、その歴史を簡単にまとめると、
古代オリンピックに競技として行われており(紀元前8世紀~)その頃は拳に皮のようなものを巻いてなぐり合うという非常に野蛮なスタイルで、どちらかが先頭不能になるまで攻撃したため、怪我人、死者続出、凄惨をきわめる内容であったそうです。その後、西ローマ帝国が滅びたと同時にこの競技は無くなりました。ここから、しばらくは歴史から姿を消すのですが、イギリスに1700年頃、腕自慢の猛者どもが、お金をかけてなぐり合うスタイルが根付きます。これはベアナックル(素手)での戦いで、ある程度のルール化もされており、しばらくは続くことになります。長いので割愛しますが、1867年ロンドンにて、クイーンズベリー・ルールが発表され、3分1ラウンド、グローブの着用、テンカウントで立ち上がれない場合KO負けなど現在のボクシングの原型といえる形が作られました。
 
さあ、技術革命のお話です。
ボクシングの技術に関してはこの当時はステップを使わないベタ足で、硬い拳を振りかぶり、思い切り殴りつけるようなパンチの打ち方が主流でした。また、文献を紐解くと、記録では61回KO,37回KOなどと記してあり、61回とはとんでもない数字で、現在の世界戦でも12回戦で行われているため、いかに長時間戦い抜いたか、また、選手の健康面に対する配慮が無かったか考察できます。
 
もちろん、このようなスタイルでも英雄は生まれ、様々なタイトルマッチが行われておりましたが、後にイギリスよりアメリカへその技術、スタイルは流れ,進化していきます。
そして、1940年、ボクシング界に表れた一人の男が技術革命を起こすのです。
 
その男の名はシュガー・レイ・ロビンソン。ウェルター級、ミドル級で世界チャンピオンになりボクシング史上最高の選手と名高いアメリカ人です。かれはボクシングにフットワーク、スピード、ジャブのダブル、左右のコンビネーションを見事に取りいれ、その動きはまさに革新的といえました。
 
対戦相手が、力任せに振り回し、ベタ足により、力んで追い回すなか、ロビンソンはジャブで相手の出鼻を挫き、スピードのあるワンツー、右ストレートから返しの左フック、さらにアッパーなど多彩なコンビネーションブローで試合を支配し、その技術は様々な後世のボクサー、トレーナに影響を与えました。
 
これは日本における、明治時代の文明開化ほどの強烈な出来事であったそうです。
日本で、和服から洋服にしてみよう、ちょんまげなんてダサイからやめよう、なんて(?)いうくらいの改革です。
 
現在でも、ネットの普及により昔の映像を観ることが出来ますが、ロビンソン以前は動きも緩慢で、一発を狙いすぎる傾向にあり、現在のボクサーにおける軽やかなステップワークなどほとんど見ることができず、この当時のチャンピオンでも、現在の選手の半分ほどのスピードしかありません。
 
そんな頃、スピード、コンビネーション、フットワークをボクシングに取り入れた(今では当たり前ですが)シュガー・レイ・ロビンソンは、発明王エジソンやジャズでいうところのマイルス・デイビスのような偉業を成し遂げたのではないでしょうか。
 
彼がいなければ、ボクシングの技術はとても遅れていたはずです。






カレンダー
03 2018/04 05
S M T W T F S
2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新CM
[08/24 ヤマモト]
[08/13 森川進二]
[07/20 たなか]
[05/20 山本のりこ]
[02/22 愛川清]
最新TB
ブログ内検索
プロフィール
HN:
クロサワ楽器日本総本店クラシックギターフロア
性別:
非公開
自己紹介:
東京都新宿区新大久保のクロサワ楽器日本総本店は、地上3階・地下1階の各フロアがそれぞれ日本最大クラスの専門店です。各フロアには専門のリペアマンが常駐、リペアブースも完備していますので、楽器の修理・調整に関することもおまかせください。
通販でもきっちりと調整・検品させて頂きますので安心してお買物をお楽しみください。
バーコード
忍者アナライズ
アクセス解析
忍者ブログ [PR]