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日本最大級!クラシックギター専門店のブログです。
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 クラシックギターの技術に関して、歴史を紐解けば、間違いなくフランシスコ・タレガ~アンドレス・セゴビアに継承され、後のクラシックギターは間違いなくアンドレス・セゴビアを中心に発展した事は間違いありません。クラシックギターの製作もその通りで、セゴビアが使用するギター=素晴らしいギター(かの巨匠が愛奏しているのだから素晴らしいに決まっている)というイメージが世界中に広がり、ヘルマン・ハウザー、ホセ・ラミレスなどに対して畏敬の念を抱くようになりました。クラシック音楽のため作曲された年代は古く、クラシック演奏を行う奏者は間違いなく過去の先人たちの演奏、技法、音楽的解釈などを常に追い求めるのです。
 
さて、クラシック音楽=古い物から学ぶというスタイルですが、クラシックギター音楽と違って、ボクシングの技術はどのように変化したのでしょう?
 
ボクシングの歴史に関してはいつか述べたいと思いますが、その歴史を簡単にまとめると、
古代オリンピックに競技として行われており(紀元前8世紀~)その頃は拳に皮のようなものを巻いてなぐり合うという非常に野蛮なスタイルで、どちらかが先頭不能になるまで攻撃したため、怪我人、死者続出、凄惨をきわめる内容であったそうです。その後、西ローマ帝国が滅びたと同時にこの競技は無くなりました。ここから、しばらくは歴史から姿を消すのですが、イギリスに1700年頃、腕自慢の猛者どもが、お金をかけてなぐり合うスタイルが根付きます。これはベアナックル(素手)での戦いで、ある程度のルール化もされており、しばらくは続くことになります。長いので割愛しますが、1867年ロンドンにて、クイーンズベリー・ルールが発表され、3分1ラウンド、グローブの着用、テンカウントで立ち上がれない場合KO負けなど現在のボクシングの原型といえる形が作られました。
 
さあ、技術革命のお話です。
ボクシングの技術に関してはこの当時はステップを使わないベタ足で、硬い拳を振りかぶり、思い切り殴りつけるようなパンチの打ち方が主流でした。また、文献を紐解くと、記録では61回KO,37回KOなどと記してあり、61回とはとんでもない数字で、現在の世界戦でも12回戦で行われているため、いかに長時間戦い抜いたか、また、選手の健康面に対する配慮が無かったか考察できます。
 
もちろん、このようなスタイルでも英雄は生まれ、様々なタイトルマッチが行われておりましたが、後にイギリスよりアメリカへその技術、スタイルは流れ,進化していきます。
そして、1940年、ボクシング界に表れた一人の男が技術革命を起こすのです。
 
その男の名はシュガー・レイ・ロビンソン。ウェルター級、ミドル級で世界チャンピオンになりボクシング史上最高の選手と名高いアメリカ人です。かれはボクシングにフットワーク、スピード、ジャブのダブル、左右のコンビネーションを見事に取りいれ、その動きはまさに革新的といえました。
 
対戦相手が、力任せに振り回し、ベタ足により、力んで追い回すなか、ロビンソンはジャブで相手の出鼻を挫き、スピードのあるワンツー、右ストレートから返しの左フック、さらにアッパーなど多彩なコンビネーションブローで試合を支配し、その技術は様々な後世のボクサー、トレーナに影響を与えました。
 
これは日本における、明治時代の文明開化ほどの強烈な出来事であったそうです。
日本で、和服から洋服にしてみよう、ちょんまげなんてダサイからやめよう、なんて(?)いうくらいの改革です。
 
現在でも、ネットの普及により昔の映像を観ることが出来ますが、ロビンソン以前は動きも緩慢で、一発を狙いすぎる傾向にあり、現在のボクサーにおける軽やかなステップワークなどほとんど見ることができず、この当時のチャンピオンでも、現在の選手の半分ほどのスピードしかありません。
 
そんな頃、スピード、コンビネーション、フットワークをボクシングに取り入れた(今では当たり前ですが)シュガー・レイ・ロビンソンは、発明王エジソンやジャズでいうところのマイルス・デイビスのような偉業を成し遂げたのではないでしょうか。
 
彼がいなければ、ボクシングの技術はとても遅れていたはずです。






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