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先日、電子書籍についてお送りいたしましたが、今回は、その際に読んだ本の内容について書かせていただきます。



アヘン王国潜入記/高野秀行

様々な僻地に出向き、体当たりのルポタージュで知られる高野氏の作品です。
これは反政府ゲリラが統治するミャンマー(ビルマ)の奥地にて、村人と共にアヘンの栽培に挑むという奇抜な記録ですが、この場所は当時アヘンを栽培する土地として世界有数の地域であるミャンマー、ワ州奥地に高野氏が7か月暮らした生活を村人の視点やアヘン栽培について、また、アヘンを使用することによる体の変化等、様々な出来事を面白く綴ってある渾身の作品なのです。

そもそも、アヘンとは何か?
これは麻薬で、芥子(ケシ)の実から生産されるそうですが、実はこの“ケシ”は、原産地が解っていないのです。その理由として、この植物の野生種が見つかっておらず、麻薬の原料となるケシは、いずれも人が育てているもので自生しているものではないそうです。

高野氏はケシ(アヘンゲシ)の栽培を目標にワ州に入りますが、反政府ゲリラの役人に何とか取り入って、ようやくケシ栽培を行っている、ワ州のムイレ村にたどり着きます。
ここは自治州であるため、ミャンマーでも無く、中国でもない、独自の言語・文化があり、村の風景などは数十年前の日本の隠れ里のようで、なんだか親近感を覚えるのです。
日記を著者が記せば、漢字を見て「こいつは中国人だ」と言われたり、漢字の間にあるひらがなを見て、「こいつはどこから来たのだ」と不思議がられたり、あげくの果てには日本を説明しても、彼らに日本という概念すらないため、異邦人でありながら、得意のコミュニケーション能力が功を奏し、ワ州人としての名前をもらったりします。

そして、高野氏が熱望していた、ケシの栽培を実際に行い農作業に従事します。
その後、ケシをアヘンに精製する方法、また、アヘンをやりすぎてぐうたらになる高野氏がとても面白く、村人との別れも面白さと切なさが同居したもので、読むと感傷的になる方もいるのでは・・・

1995年に行った記録ですが、現在の情勢と比べながら読むのも面白いのではないかと思います。








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