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日本最大級!クラシックギター/Martin K.Yairi アコースティックギター/ウクレレ 専門店のスタッフブログです。
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オススメ本です。最近、のめり込んで一気に読んでしまった小説ですが・・・
森博嗣著「スカイ・クロラ」シリーズ

本では6冊刊行されており、一番初めの「スカイ・クロラ」は映画化もされております。物語の内容は、キルドレという、思春期で成長が止まった子供たちがパイロットとして、戦争がスポーツの様に行われている社会の中で、女性でありながら凄腕のエースパイロットである草薙水素(クサナギスイト)を中心に、主人公から見た日常が淡々と綴られている異色作です。

登場人物の名前はほとんど日本人の名前なのですが、舞台となっている場所や時代を特定する表記は全くありません。物語全体に漂っている孤独感や透明感は、思春期で成長が止まり、思考だけが齢を取り、大人とも子供とも言えない主人公にしか表せない絶妙な空気感があり、文字から、その孤独がひしひしと伝わってくるのです。

刊行順では「スカイ・クロラ」「ナバ・テア」「ダウン・ツ・ヘブン」「フラッタ・リッツ・ライフ」「クレイドゥ・ザ・スカイ」「スカイ・イクリプス」の順番ですが、時系列で行くと「スカイ・クロラ」が最後に来るのです。作者の森氏は、「ナバ・テア」から読むのが良いが、基本的にはどの作品から読んでも良い。と言っているそうですが、やはり刊行順から読むのが一番楽しめるはずです。

楽しむ方法としてオススメは、映画化されている押井守監督の「スカイ・クロラ」を始めに見ることです。映画を見るとこの世界観が頭の中で具体化するので、原作を読んだ時にイメージがつかみやすいのではないでしょうか。



  ←映画版「スカイ・クロラ」

青い空、草薙のクールな雰囲気、感情を押し殺したキルドレという存在でありながらも、殺意や恋愛感情が一瞬だけ現れてしまう様が見事に描かれている映画です。映画は原作と終わり方が違うのですが、まずは映像で見て、そのあと原作を(刊行順に)読むと、面白くて続きが気になり、次々と続編を買い漁ってしまうはずです。そして、確認の為にもう一度「スカイ・クロラ」を読んでしまうのです。(オススメした順番で読めば、です)
基本的には謎が多く、全て読んでも謎が残る部分があります。それもまた色々な想像を掻き立てるはずなので、様々な読者に支持されている理由もうなずけます。

最後に「ナバ・テア」の解説をしている、よしもとばなな氏のコメントを引用。

「この孤独が私を骨の髄まで温めるのです」

まさに、そんな小説です。










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